無敵級*ビリーバーから読み解く中須かすみというキャラの根本にできたものと虹ヶ咲の世界線について
はじめまして。きー。🔑です。
無敵級*ビリーバーが発売されましたね。
前々から中須かすみというキャラが好きな僕ではありますが、今回は色々と思うところがありました。
又、友人が日記のようなブログを書いていることもあり、「こういうの面白そう」と思い自分はこういう形で綴らせて頂こうと思います。
※なんか色々とネタバレを含むので、色々と見てから読んでいただけると幸いです。
1.無敵級*ビリーバー
作詞:Ayaka Miyake
作曲:DECO*27
編曲:Rockwell
作曲がDECO*27さんということで、発売前からかなり話題になっていましたね。
公開された試聴動画も、PVがアニメ作画ということでより一層期待が高まった方も多いと思います。
満を持して発売されたこの曲、一言で言って最高ですね。何度も聴きましたが、全体的にDECO*27感というものがあり、聴いてて気持ちのいいものでした。なんといっても入りですね。これはチュウニズムに初期に収録されていた某曲が好きだった僕としてはたまらないものでした。
歌詞については後ほど触れますが、不安な自分自身を肯定、応援するという、聴く人を前向きにさせてくれる曲でしたね。
2.スクスタとアニメの世界線
ところで僕は試聴動画ではじめて曲を聴き、PVを見た時点で一番最初に抱いた気持ちが
「この曲の世界線はどうなっているんだろう。」
でした。
ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル オールスターズ(以下、スクスタ)内の虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(以下、ニジガク)をメインとしたストーリー、ニジガクのメンバー個人達のキズナエピソードは、ニジガクにとっての本来のストーリー、本質について綴られていると思っています。
昨年末に発表されたアニメ化については、また違ったストーリーが僕達を楽しませてくれる、そういった期待が持たれますね。
そんな中で発売されたこのCDには、「アニメ作画」での楽曲のPVがついています。その中には短いものの、「アニメ」としてのストーリーも描かれていました。
もはやこの曲はスクスタのストーリーと直接結びつけるわけにはいかないのでは?
この思考が頭から離れません。
もしこの曲がスクスタのストーリーと同じ世界線だった場合、時間軸もPVの「新入生云々」についての学年を超越してる感が否めないところだったので、イマイチわかりませんね。(もしかしたら今後描かれるストーリーがあるかもしれませんので、まだなんとも言えませんね)
なので僕個人としては、あまりスクスタのストーリーと結びつけて考えたくはないというのが本音です。
とはいえ、おそらくキャラの根本に関わる点でいえば何も変わらない(スクスタのストーリーとアニメで起こる事象が全く同じではないと考えているため、過去を元にした性格や想いは除く)と思うので、線引きはしっかりしつつ考えたいと思います。
そこで、9/2(水)に発売される虹ヶ咲の3rdアルバムに収録されている
作詞:鈴木エレカ
作曲・編曲:Carlos K.
と少し見比べていこうと思います。結びつけはしません。あくまで世界の違いについて、この曲と見比べるとわかりやすいと思ったので。(必死)
こちらでは、無敵級*ビリーバーと同じく''鏡''を起点としつつ、どんな自分も可愛い、見てほしいという全肯定的な歌詞が試聴動画から伺えましたが、無敵級*ビリーバーでは''笑顔に可愛く、前向きに''なることに重きを置いているように感じました。スクスタとは違う部分ですね。
スクスタのストーリーでは、一人で同好会を守り抜いていたかすみが仲間を得たことにより報われたものの、ストーリー内の投票形式のランキングでは4位と、あまりなんとも言えない順位に。その後、皆に先駆けてファンクラブを開くものの、それに応じて皆(せつ菜以外)もファンクラブを設立。周りと比べてファンクラブの会員数が伸び悩むかすみが、手鏡に向けて不安な自分を鼓舞するかのように「鏡よ鏡~」と自問自答しています。
その後、なんやかんやあってどんな自分もきっと可愛い、見てもらいたいと思うようになります。
一方でアニメ(?)では、特にこれといって歌詞と関連する映像が出ていたとは考えにくいのでおそらくではありますが、PVは歌詞とは違った形で
悩み、不安→笑顔、元気
の流れが簡易的に描かれていると考えます。
レインボーコッペパン、あざとくもニジガクとして作るものということを忘れずに真剣に作ったのがわかるとてもいいものですね。食べてみたかったです。
ですが、アニメPVにするということはおそらくアニメ版中須かすみはなんらかのきっかけがあって前向きになる方向が''明るく可愛い自分''になったと思うので、こればかりは実際にアニメを待つしかなさそうです。
まとめると
・スクスタでは、どんな自分も肯定する展開から、今後無敵級*ビリーバーのような展開に繋がるとはイマイチ考えにくい
・無敵級*ビリーバー自体はスクスタの世界線ではなく、あくまで中須かすみというキャラの葛藤、鼓舞、自信といった、構成の一部を書き起こした作品で、アニメでこれに関連するエピソードがあるのかもしれない
・もし上記の通りだった場合、アニメでは今のところ、スクスタと同じルートを辿ることは無さそう
・よってアニメとスクスタの世界線は違うし、無敵級*ビリーバーはスクスタのストーリーに基づいて全て考えるのは間違っている
という結論に至りました。
解釈違いになってしまいましたらとてもごめんなさい。また、アニメ放映でスクスタと全く同じ展開になってしまったら更にごめんなさい。
ですが、わざわざアニメ化、しかも半年以上経って放映時期も決まっていない(確認不足かも)ものがわざわざ元々出来上がってるストーリーにするとはとても思いたくないので、自分を言い聞かせる意味でもこの考察をしました...
3.歌詞から見る''二人''の中須かすみ
映像とも照らし合わせていきますが、ここではこの曲から読み取れるキャラの心情について考えていきたいと思います。
まず、間奏で繰り返される
Mirror on the wall
これは「鏡よ鏡」って意味らしいですね。僕はホントに英語が苦手なのでわかりませんでした。
このフレーズはかの有名な白雪姫で繰り返される言葉らしいですね。鏡の国のアリスだと思い込んでいたレベルには知らなかったです。
白雪姫を知らない僕には考察もクソもないと思いますが、無い頭で精一杯考えていきます。
「鏡よ鏡~」と問いかけるという点で言うと、自分に自信が無い、不安だという印象と、自分が一番可愛い!という印象のふたつが受けられました。どちらもかすみには当てはまっていると思います。ですが、自分に自信が無い方はほとんど表には出しません。これはひとえに、中須かすみというキャラが心の底から
「いつでもアイドルらしく、笑顔で前向きな姿が可愛い」
という信念を貫いているからですね。
そして次に、
ほら笑って
Believe in myself
と続きます。
これはこの曲の主題と思われる、自分を励まし、応援するということに繋がっていそうですね。自分を信じてあげる、というのは難しいと思います。ですが、かすみだからこそ、最後まで信じきってあげてほしいものです。
一人ぼっち歩く夜
ため息を繰り返してる
キラキラ イルミネーション
まぶしくってあのコみたい
冒頭は暗い歌詞。「あのコ」に対して劣等感を覚えていることが伺えます。ここでいう「あのコ」とは誰なのでしょうか?この正解ですが、僕には分かりません。
絶対に皆さんとは解釈違いになってしまいますが、「鏡の中の、理想の自分」のことなのかな...?ともこの後の歌詞的に思ったりもしますし、イルミネーションは色んな色に光ることから「ニジガクの誰か」なのかと思ったときもありました。それも誰かまではなんとも言えません。歩夢なのかな〜...とちょっと思うくらい。次点でせつ菜。
個人的には前者なのですが、後ほどあげますが2番の「てごわいライバル」というところでいうと自分のことではないとも思えるので、ここはとてもわかりません。真剣部に一任します。
「努力しても追いつけないのかな」
『ううん!弱気で凹んでちゃダメ』
「私にだってできるはずなのにな」
『超絶 誰より イチバンだもん』
この曲の見どころのひとつ、鏡の中の自分が励ましてあげるシーンですね。ここの、私にだって~という歌詞が、もう1人の自分にできて、自分に出来ないことはないという意味なのかなと思いました。
もしかすると、理想の自分がライバル(?)くらい凄いんだぞ!と言っているのかもしれませんが、自分は相変わらず前者です。
この世界中でたった一人だけの私を
もっと好きになってあげたい
ここから、おそらく鏡の向こうのかすみに視点が変わっていますね。
落ち込んでいる自分を、励ますための大事な「自分を好き」
という感情。かすみというキャラには無くてはならない大事な感情ですね。
Hey! Girl in the mirror!
鏡の向こう 笑顔の魔法かけよう
とびっきりキュートに笑ってみようよ
自信が湧いてくるでしょ
顔上げて I'm a Sweetie Cutie Braver
何度も言いますが僕は英語が分からないので、大事なところで意図を読み取れていません。
ですが、これも自信が無い自分に対して、理想
の自分が元気にするというシーンですね。
PVでもここからライブシーンに切り替わるため、ラブライブ!特有の
「現実味を帯びたパートと非現実的で華やかな音楽パート」
といったある種ミュージカル的な展開の縮図をしっかり持ってきているように伺えます。
そしてここで、しっかりと「可愛い→笑顔」
という表現がなされています。取り繕った笑顔ではなく、心から笑顔になる、そんな自分が自分の中でイチバン可愛い。
そして心から笑顔になるために必要な感情こそ、「自分が好き」ということを伝えたいのだと感じました。落ち込む理由って、大抵自分に対して嫌なことがあった時で、自分を嫌になることってありますもんね。
落ち込んでいる時ほど、自分を好きになってあげないと前に進めない。アイドルという立場以前に、人としてとても大事なことなのかもしれません。
気付けば また振り出し
置いてけぼり感 MAX
満を持して空回り
キミもそんなときある...?
2番のAメロ、まーたなんかありましたねこれ。
と思いたくなるところですが、先程も説明したとおり、サビはあくまでミュージカルパート。あの盛り上がりから前向きになり、また落ち込むというのは考えにくいため、かすみは未だ、立ち直れず落ち込んでいる風に感じます。
とはいえ、鏡の中の理想の自分が励ましてくれているというのは、かすみの心の中では事実。となると考えられるのは、
「歌詞の通りに時間が進んでいる訳では無い」
ということ。
2番のA.Bメロは、1番のA.Bメロの前の出来事のように感じました。
気付けばまた振り出しというのは、おそらく1番の冒頭に戻っている訳ではなくもっと前、もっとアイドルを始めたてくらいの、まだ描かれていないかすみに戻ってしまっているのではないでしょうか?
それこそまだ描かれていないので全くもって断言できませんが、2番のBメロを聴いてそのように感じました。
「手強いライバル現る 焦る」
『がんばる姿 見ててほしいな』
「計画通りにはいかないな」
『ねぇ ますます目が離せなくない?』
この世界中の全員がNoだって言ったって
私は私を信じていたい
手強いライバルが現れ、勝つために立てた計画も満を持して空回り。
それに対して、鏡の向こうの自分は、現実の自分の頑張りを認め、ちゃんと見ている。まず自分が見て、その後みんなにも見て欲しいと思い始める。
そして2番のサビ前以降は、1番とは違い現実の自分視点のように見えます。
誰から否定されようが、自分は自分。一見エゴのようにも見えますが、かすみにとってはそんなものではなく、
「私が私を信じなきゃ、誰も私を信じてくれない。誰かに見てもらう前に、まず自分自身に見てもらわないといけない。」
といった、現実のかすみの考えを歌詞にしていると感じました。
そして、ここで時系列が1番に戻ってくると思われます。
というより、1番と2番のサビ前→サビは、鏡の向こうの理想のかすみからエールを受け取った現実のかすみが前向きになるまでを表しているように見えます。
Hey! Girl in the mirror!
とっておきの笑顔で さぁ始めよう
もう絶対めげない 負けないって決めたの
不安も吹き飛ばしてこう
前向いて I'm a Super Perfect Believer
サビでは、おそらくそのまま現実の自分視点で、1番のサビに応えていると思われますね。
そして、理想の自分に近づいていくと共に、
最後の英語の部分が
「私が私の1番のファン」
であることを示しているように見えますね。
理想の自分だからこそ、自分自身をちゃんと見て、好きでいてあげることを忘れちゃいけない。
かすみの根本の部分が出来上がっていっているように思えます。
長い夜明けて 朝目が覚めたら
あたらしい私に出会えるはず
今日より明日の自分のこともっと
大好きになっていたいんだ
ここでいう、長い夜というのはおそらく1.2番のA.Bメロのように辛い心境が続いているときであり、朝目が覚める時は前向きになることでまた頑張るときですね。
自分を好きでいると決めたかすみは、今までとは違う新しい、理想の自分に現実でなることができ、いつでも好きを絶やさず成長させていくことが、常に自分を成長させていくことなんだと、気づくことが出来たのだと思います。
常に自分の1番のファンであり続ける
これはとても難しいと思います。ですが、おそらくこの曲を経てかすみは
「取り繕った笑顔ではなく、心から笑う自分が1番好き、可愛い」
ということに気づけたのではないでしょうか。そうなったらもう、あとは伸びに伸びていくだけですね。爆伸びです。
とびっきりキュートに笑って
みんなの視線独り占めしちゃおう
ラスサビでは、鏡の向こうのかすみが、現実世界にて立ち直ったかすみに
「周りのみんなにも見てもらおう、自分たちが一番可愛いんだって見せてやろう」
と呼びかけている風に読み取れました。
あくまでかすみはアイドル。自分が自分を見てあげることを忘れずに、みーーーんなにもいっぱい、可愛い自分を見てもらいたい。
Let's go! 無敵級*ビリーバー
そしてタイトル回収。もう、2人のかすみはどこまでだっていけますね。僕達も行きます。
4.最後に
ここまでつらつらと拙い文を書いてきましたが、
絶対読みにくいし、絶対みんなの解釈と違う。
まず大半の方が途中で読むのを辞めるでしょう。高速スクロールをせずにここまでたどり着いてくれた方、たとえ否定的な意見を持たれてしまったとしても感謝が溢れてきます。むしろ申し訳ない気持ちまで出てきています。
そもそも読み解けてないですねこれ。よくドヤタイトルで
「読み解く」
とか言ったもんですよ。ほんとうに申し訳ない。次はちゃんと考察します。
こんな自分ですが、中須かすみのことは親のような目線で見守っています。
なので今、スクスタのキズナエピソードを最新話まで読んだ上でモヤモヤが止まらなくなっています。
閑話休題。
無敵級*ビリーバーは、自分を含む中須かすみファンの人たちを、そしてこの曲を聴いた色んな人たちを前向きにさせてくれたことでしょう。
コンテンツ的に同じように中須かすみだけのソロや、センター曲などは来る可能性が低いですが、もしかしたらファンの頑張りにかかっているかもしれません。
ファンの僕達は、ちゃんと終わるその日まで、そして終わってからも。
かすみのことを見ていましょう。好きでいてあげましょう。ファンでい続けてあげましょう。
なんかこの締め方怖いですね。流してください。
次回は、first season が完結したスクスタのメインストーリーについて、考えていたことを書こうと思っております(正直こっちの方がちゃんと考察と呼べるものになりそう)
そういえば、僕が所属している、「勝手に虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会を応援するキモイ集団」であるところの
#虹ヶ咲学園キモイ同好会
が定期的にモチベを上げ下げしながら活動しています。
アニクラなるものもやっているらしいので、ニジガクの曲を爆音で浴びたい!
という方は是非いらしてみてください。
詳しくは #虹キモアニクラ で検索してみてね。
以上、僕の処女ブログでした。
お姉妹。
冒頭で出た友人の面白いブログ
https://okita11169.hatenadiary.com/entry/2020/07/29/022738